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顎変形症の矯正治療例
・上下のあごの骨の大きさや位置の不調和が強い場合、矯正治療とあごの骨の外科治療を組み合わせた治療法(外科矯正)があります。 あごの骨の大きさや位置を変えるので、顔貌のバランスが大きく改善されます。
注)2021年現在、手術依頼先の口腔外科(横浜市立大学附属市民総合医療センター)の手術待ち期間が術前矯正後2年以上を要する状況のため、当院では顎変形症治療の新たな受け入れを見合わせております。治療をご希望の方は「歯学部附属病院の顎変形症専門外来」等の受診をご検討ください。
・手術前に矯正治療を行い、上下の歯並びをそれぞれ整えます。抜歯が必要となる場合もあります。親知らずの抜歯も済ませます。(術前矯正1~3年間程度)
・次に外科手術を口腔外科にて行います。(入院1~2週間程度)
・手術後に仕上げの矯正治療を行います。(術後矯正1~1.5年間程度、そのあと保定に入ります。)
顎変形症(反対咬合、受け口)
かみ合わせたときに、下の前歯が上の前歯より大きく前に出てしまっている状態です。 前歯で咬めず、奥歯に負担がかかります。発音も悪いままです。 治療後は前歯でも咬めるようになり、顔貌のバランスも大きく改善されます。
*主訴 | 咬み合わせが反対、下の顎(あご)が出ている |
*診断名 | 顎変形症(下顎前突症) |
*初診年齢 | 26歳2か月 |
*使用装置 | マルチブラケット矯正装置 |
*抜歯部位 | 上顎左右第一小臼歯、下顎左右第三大臼歯(計4本) |
*動的治療期間 | 2年11か月 ・術前矯正治療2年1か月 ・大学病院での外科手術(下顎枝矢状分割術) ・術後矯正治療10か月 |
*主なリスク・副作用 | 装置装着直後の不快感、むし歯や歯周病、歯根吸収、歯肉退縮、顎関節症、保定装置の使用状況不良による後戻り、患者様の協力度の治療結果への影響、治療期間の延長、治療計画の途中変更の可能性、開始後は元の状態に戻せないこと、全身麻酔を用いた外科手術に伴うリスク、等。 |
*費用 | 自由診療ではなく、健康保険が適用されます。 別途、大学病院での外科手術に関する診療代、入院手術代がかかります。 |
こちらもあわせてご覧ください。→「矯正歯科治療に伴う一般的なリスク・副作用について」