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歯の構造 歯のつくり
歯は、歯肉(歯ぐき)より上部分の歯冠、歯肉の中で骨の中に埋まっている歯根からなり、歯根は歯冠の2倍の長さがあります。さて、歯の中ってどうなっているのかな?
エナメル質
歯の表面のいちばん硬い部分で、体の中でもいちばん硬い組織です。その硬さは水晶と同じぐらいです。
象牙質
歯の大部分を占め、エナメル質より少し柔らかい組織です。虫歯が象牙質まで達すると痛みを感じます。
セメント質
歯肉の下に埋まっている歯根の外側の組織です。歯槽骨と歯根をくっつける役目をしています。
歯髄
歯の神経です。血管、リンパ管、などがあって、歯に栄養を与えています。
歯槽骨
歯を支えている骨です。歯は歯槽骨の中に埋まっています。
歯肉(歯ぐき)
ピンクの粘膜で歯槽骨を保護しています。
歯根膜
歯根と歯槽骨を結びつけ、歯に加わる力を和らげるクッションの役目をしています。
歯の役割 歯のはたらき
歯の役割を知っていますか?歯と歯ぐきは私たちの健康な生活に深くかかわっています。
歯の役割には次のようなものがあります。
歯の一番重要な役割です。歯が健康で良くかめれば胃や腸に負担をかけず栄養が取れます。また、かむことが脳を刺激し頭の働きを良くします。
2、発音を助ける。歯がそろっているとはっきりとした発音ができます。歯並びは、発音にも関係しています。
3、顔の形を整える歯がなくなると、見た目が悪くなるだけではなく表情が豊かでなくなります。
他には、食べ物に異物(小石など)が入っていれば噛めばわかるし、歯を食いしばれば力も出るし、糸を切ったり、子供や女性にとっては身を守る武器にもなりますね。動物は、子供をくわえて運んだり・・・。
歯って、本当にいろいろな役割があります。歯と歯ぐきを大切にしましょう。
歯の数と名前
乳歯は全部で20本、永久歯は28本あり、親知らずの4本を加えると32本になります。
これらの歯は、「切歯」「犬歯」「臼歯」の3種類に分けられ下の図のように一本一本に名前がつけていて、乳歯の場合はアルファベット、永久歯の場合は数字で表します。
また、6歳ごろ、一番最初に萌える永久歯は第一大臼歯で6歳臼歯と呼ばれています。
前歯は、前列に並ぶ切歯、犬歯で構成されており、上下あわせて12本です。食べ物を捕らえ、噛み切る役割を持っています。 臼歯は食物をすりつぶす、噛む、砕くといった重要な役割をする歯です。奥歯なので清掃がしにくく、虫歯になりやすい歯でもあります。